暑苦しい日本人2005年08月02日 08:23

ときどき自炊しないで夕食を食べに行く「K」という日本の家庭料理の店がある。

店が明るい。中国人店員達も明るい。カウンター席が多いから一人で行っても安心。料理の味はやっぱり濃いが、美味しい。等の理由で、他の店からは何となく足が遠のいている。
いろんな人との出会いもあって、時には思いがけず初対面の人と商売の話に発展することもある。

先日は、すっきりと愛らしい顔立ちのA嬢が料理を運んだついでに横から話しかけてきた。
「日本からいつ帰ってきたんですか?」
日本語がかなり苦手らしく、いつもは中国語の方が多いけれど、今回は一所懸命の日本語だ。
「中国語の先生は美人ですか?」
「この近くの学校ですか?」

そんなことを話している内に、何組もの日本人客が次々入ってくる。

ところが、夜と言えどもこの蒸し暑い上海で、なんとダークスーツにネクタイという人が何人もいる。

A嬢はそれを見て、何か話したげに私の目を見た。

「上着をきちんと着た男の人は素敵と思う?」
と訊くと、A嬢は「まさか」と言う表情で、首を横に振って、
「これがいい」
と、私の半袖シャツを指さした。

そうだよなぁ。あれは見るだけで暑苦しいよ。
この近辺で、そんな格好をしているのは日本人ビジネスマンと、ナイトクラブの男性従業員位じゃないかな。

中国人みたいにとは言わないが、せめて上海にいる欧米人並みにクールビズにできないだろうか。