親切な警備員2005年10月18日 01:41

先日は、ガスメータの付け替え工事の時間調整をしてくれたアパートの警備員。
彼らは交代制勤務で24時間365日アパートとその団地内の治安を守ってくれているのである。
もちろん、この体制を維持するための対価はちゃんと高い家賃に織り込まれている。

いつもアパートの出入り口の外に立ち、見知らぬ人の出入りをチェックしている。大変だろうと思う。
さすがに盛夏の頃は冷房の効いたロビーで休憩することもある。

「公安」と言われているから、最初は少々恐い人たちかと思っていたが、なかなか親切なので感心する。
ひとつのアパートを担当する警備員は、何人かいるがほぼ同じ顔ぶれである。そして、顔見知りになると、ニッコリと挨拶をしてくれる。こちらも気軽に挨拶できるようになった。

何と言っても、タクシーを呼んでくれるのが助かる。
アパートを出て警備員にタクシーを頼むと、トランシーバで団地の門を警備している警備員に連絡、そこで外を通るタクシーを呼び入れてくれるのである。もちろん、この団地ではタクシーの需要が多いから、門に待機するタクシーもいたりする。

初めてタクシーを頼んだときは、チップが必要なのかな、と迷ったが、そんな心配は全く要らないということもわかってきた。

昨日の夕方、買い物から帰ってきたとき、どこかの小さい子供に笑顔で話しかけていた警備員が、両手に買い物袋を提げた私を見て、サッとアパートの入り口のドアを解錠して開けてくれた。
「謝謝」というお礼の言葉が自然と出る

昨日は、小泉首相が靖国神社に参拝すると聞き、中国での世情不安が気になるが、警備員の対応を見るにつけても、中国の人たちに対する親しみの気持ちが深まるのを禁じ得ない。