カルフールの見知らぬ女性2005年06月13日 19:39

カルフールのレジに並んだ。私の前に5人がカートに大量の商品を入れて並んでいる。

そこへ、横からカートを押した年配の女性が近づいてきた。

女。私のカートの中を指さし、「このジュースはどこに売ってるの?」
私。私の右後ろを指さし、「そこの棚の向こうだよ。」
女。「私もそのジュースが買いたいんだけど、順番を取られると嫌だから、カートはここにおいておくね。見てて下さい。」
私。「いいよ。どうぞ。」

なかなかその女性は戻ってこない。ジュースを買うだけでどうしてこんなに時間がかかるのかな、と思っていぶかっていたが、もうすぐ私の順番になる頃に戻ってきた。
アレッ、ジュースを持っていない。その代わり牛乳を1パック持っている。

女。「そのジュースって、2個いっしょじゃないと売ってないのね。2個じゃ多すぎるからやめたわ。その代わりこの牛乳にしたのよ。」
私。「あ、そう。」

やや上品そうなその女性は、すべて中国語である。そして私はすべて日本語である。それでもこのくらいのことは意志が通じるから不思議である。
はっきりわかったのはその女性が「ありがとう」を言わなかったことだ。