4度目の正直 ― 2005年09月01日 00:50
一昨日の火曜日、今月の給料の一部を日本円に換金し、日本の銀行に送金する手続きのために、工場近くの町の銀行へ出掛けた。今回で4回目。今回も中国人女性部長Z女史が同行した。
過去3回は、あまりにも時間がかかって、こちらはあきれ果て、怒りも失せるくらい待たされた。
さすがZ女史、今回は
Z:「文句言われそうなことは、あらかじめ証明書を作ってきました。」
だから、彼女は今度こそ早く手続きが終わると期待していた。
最初に手続きをお願いする国際業務の窓口の女性は、またしても前と違うひとだった。どうしてこんなに担当を変えるんだろうと、大いに疑問に思う。
Z女史の準備のお陰で、これまでのようないざこざはなかったが、やはり初めての担当では時間がかかる。
周りの人にいろいろと訊きながらの書類処理である。
それでも、いつもより早く最初の難関は突破。
実際の送金手続きの窓口は先月と同じ担当者で、上司の指導を受けながらやってくれた結果、先月の半分以下の1時間たらずで全部の手続きが完了して戻って来ることができた。
私としては、今までの半分以下の時間と言うことで、“ほぼ満足”という甘い評価であったが、Z女史の評価は厳しい。
Z:「客への対応が大変まずい。仕事の内容をよく知らないからです。田舎の銀行は、上海市内の銀行に比べて、政府などVIPのお客さんがたいへん少ないから、教育がちゃんとされていないんです。」
なるほどそんなものか、と思って聞いた。
過去3回は、あまりにも時間がかかって、こちらはあきれ果て、怒りも失せるくらい待たされた。
さすがZ女史、今回は
Z:「文句言われそうなことは、あらかじめ証明書を作ってきました。」
だから、彼女は今度こそ早く手続きが終わると期待していた。
最初に手続きをお願いする国際業務の窓口の女性は、またしても前と違うひとだった。どうしてこんなに担当を変えるんだろうと、大いに疑問に思う。
Z女史の準備のお陰で、これまでのようないざこざはなかったが、やはり初めての担当では時間がかかる。
周りの人にいろいろと訊きながらの書類処理である。
それでも、いつもより早く最初の難関は突破。
実際の送金手続きの窓口は先月と同じ担当者で、上司の指導を受けながらやってくれた結果、先月の半分以下の1時間たらずで全部の手続きが完了して戻って来ることができた。
私としては、今までの半分以下の時間と言うことで、“ほぼ満足”という甘い評価であったが、Z女史の評価は厳しい。
Z:「客への対応が大変まずい。仕事の内容をよく知らないからです。田舎の銀行は、上海市内の銀行に比べて、政府などVIPのお客さんがたいへん少ないから、教育がちゃんとされていないんです。」
なるほどそんなものか、と思って聞いた。
おじさま達への手紙 ― 2005年09月02日 08:59
「おじさま達、こんにちは。
今、中国同僚達が日本語のヒヤリングの能力を向上できるように、日本人の皆さんに私達の親切な気持ちを感じていただくため、日本の最新版ドラマをShare致します。
おじさま達は普段家にいる時も、つまらない時も観賞できます。
今はサーバーの日本ドラマスペースに既にアップロード致しました。自分のハードディスクにコピーして、パソコンを持ち帰っても観賞できますので。
それでは、楽しんで観賞してくださいませ。」
これは、最近K嬢が日本人4人の“おじさま達”に宛てた社内メールである。
たぶん、我々にこのメールを出す前に、日本語を勉強している中国人宛のメールがあるはずだが、それは見ることができない。
このドラマ(ビデオ)のひとつをちょっと覗いてみたら、SMAPのキムタクが現れた。
“おじさま達”というのも面白いが、発想がユニークというか、突拍子もなくて思わずニヤリとしてしまう。
ブログのネタがなくなる頃に、何となく話題を提供してくれるのがK嬢だ。
今、中国同僚達が日本語のヒヤリングの能力を向上できるように、日本人の皆さんに私達の親切な気持ちを感じていただくため、日本の最新版ドラマをShare致します。
おじさま達は普段家にいる時も、つまらない時も観賞できます。
今はサーバーの日本ドラマスペースに既にアップロード致しました。自分のハードディスクにコピーして、パソコンを持ち帰っても観賞できますので。
それでは、楽しんで観賞してくださいませ。」
これは、最近K嬢が日本人4人の“おじさま達”に宛てた社内メールである。
たぶん、我々にこのメールを出す前に、日本語を勉強している中国人宛のメールがあるはずだが、それは見ることができない。
このドラマ(ビデオ)のひとつをちょっと覗いてみたら、SMAPのキムタクが現れた。
“おじさま達”というのも面白いが、発想がユニークというか、突拍子もなくて思わずニヤリとしてしまう。
ブログのネタがなくなる頃に、何となく話題を提供してくれるのがK嬢だ。
越後屋め! ― 2005年09月03日 08:35

昨日も近くの町の日本料理屋「越後屋」が、弁当の出前に来た。
いつものように、日本人T部長の軽口が始まる。
E:「こんにちは」
T:「やぁ、元気かね、越後屋!」
E:「妹と間違えているでしょ。私は恵美と違います。」
T:「ナニッ! 恵美ではないのか。忍者を使わしおったか、越後屋め!」
(確かに、日本名恵美といういつも来る女性と双子のようによく似ている。)
E:「アハハ、今日は75元です。今日は、発票(ファーピヨウ=領収証)ありませんけど。」
T:「ナニッ! 昨日もそう言ったぞ!」
E:「そうですか。じゃあ、来週持ってきます。」
T:「いつもそう言って持って来ないではないか。ウヌ、謀りおったな、越後屋め!」
E:「どうもありがとうございました。また来週お願いします。」
T:「はい、また来週。」
“越後屋”と言えば、「悪代官と結託した悪徳商人越後屋」という昔の時代劇映画の場面を思い出すのである。
しかし、そんなことはこの越後屋の中国人女性にはわかるわけがない。
ただ、毎日発票を求められているのに、言い訳しつつも、わりと平気でそれを無視するというのが中国風といえるのかも知れない。
上海の飲食店で使う発票は、あらかじめ税務当局発行のものを買う「定額専用発票」で、表示された金額に対応した税金の前払い制度である。この発票を客に渡さなければその分節税(脱税?)になるので、客が黙っていれば渡さないことの方が多い。
越後屋の弁当は美味しくて、他の弁当屋に変更するつもりはないが、あまり儲かっていないらしく、なんだかんだ言って発票を持って来ないのである。
美味しいのに、いつ行ってもお客の少ない日本料理「越後屋」。
どうしたらお客が増えて、儲かる店になるんだろうか。
その前に、以前の弁当屋のように店を畳むことにならなきゃいいが。
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