二人だけの忘年会 ― 2006年01月19日 01:57
(上海でのアパートの引っ越しのため、インターネットの回線がつながらない期間、アップロードできませんでした。
そのため、何日分かをまとめてアップロード。)
2005年12月30日(土曜日)。
この日は我が社の今年最後の稼働日である。
日本人は2人が正月のため、既に日本へ一時帰国し、事務所の中がやや静か。
そんな中、中国人G副課長が、
「今夜は二人で忘年会をやりましょう」
と言った。
私は年明け早々の引っ越しのための準備もあり、ちょっと迷ったが、ほかならぬG君の提案に、
「おお、やろう」
と答えた。
行先は、上海体育館にある有名な日本料理のチェーン店。
G君は、話したいことがいっぱいあるようだ。
仕事のこと、日本のこと、中国と日本の関係のこと、そして、中国の国内問題。
今までも話した話題が多かったが、彼が今一番心配しているのは、中国人の間でHIV患者が急増すること。
中国の中で、上海を代表とする海側の発展地域と、内陸の未発展地域の格差が大きく、内陸から沿岸地域に出てくる若者が多いが、手っ取り早く稼げる売春行為に走る若い女性が多いからだという。
こんな話題は、今まで誰ともお互いに口にすることはなかったが、中国人の自覚という点では、初めての体験で驚いた。
日本人に対する警告もあるのかも知れない。
帰り間際に、ここの払いもタクシー代もG君が払うと言いだした。
「そりゃないよ」
と私は言ったが、G君の言うには、
「先日のクリスマスパーティで、賞金をもらったから。」
そう言えば、彼はその日は出張でパーティは欠席だったにもかかわらず、抽選に当たってしまったのだった。
結局この日は日本式“割り勘”にして、挨拶も日本式に、お互いに
「来年もよろしく」
と言い交わして別れた。
そのため、何日分かをまとめてアップロード。)
2005年12月30日(土曜日)。
この日は我が社の今年最後の稼働日である。
日本人は2人が正月のため、既に日本へ一時帰国し、事務所の中がやや静か。
そんな中、中国人G副課長が、
「今夜は二人で忘年会をやりましょう」
と言った。
私は年明け早々の引っ越しのための準備もあり、ちょっと迷ったが、ほかならぬG君の提案に、
「おお、やろう」
と答えた。
行先は、上海体育館にある有名な日本料理のチェーン店。
G君は、話したいことがいっぱいあるようだ。
仕事のこと、日本のこと、中国と日本の関係のこと、そして、中国の国内問題。
今までも話した話題が多かったが、彼が今一番心配しているのは、中国人の間でHIV患者が急増すること。
中国の中で、上海を代表とする海側の発展地域と、内陸の未発展地域の格差が大きく、内陸から沿岸地域に出てくる若者が多いが、手っ取り早く稼げる売春行為に走る若い女性が多いからだという。
こんな話題は、今まで誰ともお互いに口にすることはなかったが、中国人の自覚という点では、初めての体験で驚いた。
日本人に対する警告もあるのかも知れない。
帰り間際に、ここの払いもタクシー代もG君が払うと言いだした。
「そりゃないよ」
と私は言ったが、G君の言うには、
「先日のクリスマスパーティで、賞金をもらったから。」
そう言えば、彼はその日は出張でパーティは欠席だったにもかかわらず、抽選に当たってしまったのだった。
結局この日は日本式“割り勘”にして、挨拶も日本式に、お互いに
「来年もよろしく」
と言い交わして別れた。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://bunchan.asablo.jp/blog/2006/01/19/217305/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。