ハワイ島最後の夜2006年02月03日 17:08

左:ワイコロア・リゾート 右:イルカにふれる子供たち(ヒルトンホテル)

今は、2月2日の夜。
妻と過ごした5日間のハワイ島の最終日である。

今、日本や上海は2月3日の夕方だ。

天気予報とは違いハワイ島は晴天続き。中国の春節の休みに合わせて、暖かい正月を過ごさせてもらった。

いろんな意味で制約の多いホテルを避けて、コンドミニアムで過ごしたが、今日初めて近くのリゾートホテル、ヒルトン・ワイコロア・ビレッジを訪ねてみた。

海とつながった塩水プール、砂浜、イルカと触れあえるプール、いくつもの独立したレストランなどなど、すごいリゾート・ホテルだ。
こんな所へ友人たちや子供や孫たちと来て楽しむのもいいな、と思う。

夜も、このホテルのステーキ・レストランで最後の夕食をとった。

美味しい。最高だ。妻も大満足。

ワイコロア・リゾートに来て最初の夜は、リゾート内のショッピングセンタのステーキ・ハウスで夕食をとった。
最初くらいはちょっと贅沢に、と思ったが、サラダもステーキもまずいこと。
思い出してみれば、ヒルトンホテルより高かった。

アメリカの食事は「量はすごいが、味は期待できないのが常識?」とは言え、あれは酷かった。

妻は、最初の夜以来、ずっとステーキのまずかったことを言い続けていたが、今夜で帳消し。

これで、明日は心残りなく日本へ、そして上海へ戻って行くことが出来そうだ。

中国のバレンタインデー2006年02月16日 23:38

2月14日。出先で社用車がぶつけられて帰社できないとのことで、サービスカーで帰宅することに。

“我先に”とセンチメートル単位の鼻先争いをする上海式運転をしながら、よくも今まで事故に遭わなかったものだ。

幸い、被害は小さくて済んだし、今回は駐車場でぶつけられたらしいけど、わずかの間隙を縫って隣の車線へ割り込むいつもの運転はやめた方が良いなぁ。

総務のK嬢が言った。
K:「運転手のSさんは、戌年だから、今年はツイていないんです。」
私:(ヘーッ、そんなふうに考えるものなのか。)
K:「私も今年はツイていない・・・。」
私:(ア、Kさんは今年24歳なんだ。でも、ツイていないって?・・・何?)

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帰路、サービスカーのT運転手が私に言った。
「今日は誰かにプレゼントしますか?」

2月14日はバレンタインデー。

T:「中国では情人節(チンレンジエ)と言います。」
私:「日本語で言うと『恋人の日』なんだね。私には『情人』はいないよ。」

中国ではどちらかというと、男性が女性にプレゼントをする習わしだということを最近知った。

特に、『久しく』の『久』と数の『九』が同じ発音なので、バラの花を99本(一説に999本)プレゼントする事が多いとか。

スープの材料を買いに行った近くのスーパー「カルフール」でも、花売り場にバラ専門の特設売り場も増設されていて、バラの花を大量に抱えて帰る男やカップルを何人(何組)も見た。

私は、先日行った飲み屋でもらった義理チョコを囓った。

日本人向けのお店では、日本式に、女性が義理チョコをプレゼントという図式だ。

親切な眼鏡屋2006年02月17日 00:23

ちょっと時間のあるときに軽く読める本、ということで、
「「出来る男」「出来ない男」の見分け方」を成田空港の本屋で買ってきた。

銀座のクラブのママが書いた本だから、これを読むと銀座で"もてる"ようになるような気もするが、もしこの本の通りの「出来る男」を演じられたとしても、とても私の財布の実力では、試すことも出来ない。

もちろん毛頭そんな気はなく、単なる興味本位だった。

いろいろ書いてある中で、
「出来ない男」の例に、
「10年も眼鏡を変えない男」「眼鏡の枠は買わないで、10年間レンズの交換しかしない男」
があった。

私はまさしくそれに該当する。

ということで、私の眼鏡はもう疲れ切っている。

先日、眼鏡の左右のつなぎの部分がやけにぐらぐらするなぁ、と思ってよく見たら、つなぎの小さなネジを固定するナットが外れて、なくなっていた。

「こんなになっていて、眼鏡屋さんへ行ってナットを付けてもらわないと・・・」
と我が部屋に到着したばかりのD先生に見せようとしたら、
『バラリ』
と眼鏡が2つに分解してしまった。

今度はネジも抜け、床に落ちてしまったのである。

床に這いつくばるようにして探してみたが、ネジは見つからず、床のゴミだけがやけに目に付いた。

D先生も床に這いつくばりそうだったから、彼女が床のゴミに気がつかない内に、探すのを諦めた。

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午後、近くのスーパー・カルフールの中にある眼鏡屋を訪ねた。

「これ、なおせますか?」
と、店員とおぼしきお嬢さんに、日本語で聞いてみた。

私の眼鏡を手にとって見た彼女は、
「そこの椅子に座ってちょっと待っててください」
と言った。(身振りでわかった)

彼女は店員なのに、部品の箱を持ち出し、いろんなネジやナットがごちゃごちゃと入っている中から、私の眼鏡にちょうど合う部品をピンセットで探し出して、一所懸命に取り付けてくれた。

ごく小さなネジを取り付けて、うっかりすると見えないくらいのナットをはめ、締め付けるのであるから、大変。

「あら、あら」
とか
「また失敗」
とか、ブツブツ言いながらも、20分以上もかかってなんとか成功。

「代金はいくらですか?」
と聞こうとしたら、
「不用、不用(いらない、いらない)」
と手を横に振った。

「謝謝!」
とは言ったものの、それ以上の感謝の気持ちを表せない自分がじれったかった。