親切な眼鏡屋2006年02月17日 00:23

ちょっと時間のあるときに軽く読める本、ということで、
「「出来る男」「出来ない男」の見分け方」を成田空港の本屋で買ってきた。

銀座のクラブのママが書いた本だから、これを読むと銀座で"もてる"ようになるような気もするが、もしこの本の通りの「出来る男」を演じられたとしても、とても私の財布の実力では、試すことも出来ない。

もちろん毛頭そんな気はなく、単なる興味本位だった。

いろいろ書いてある中で、
「出来ない男」の例に、
「10年も眼鏡を変えない男」「眼鏡の枠は買わないで、10年間レンズの交換しかしない男」
があった。

私はまさしくそれに該当する。

ということで、私の眼鏡はもう疲れ切っている。

先日、眼鏡の左右のつなぎの部分がやけにぐらぐらするなぁ、と思ってよく見たら、つなぎの小さなネジを固定するナットが外れて、なくなっていた。

「こんなになっていて、眼鏡屋さんへ行ってナットを付けてもらわないと・・・」
と我が部屋に到着したばかりのD先生に見せようとしたら、
『バラリ』
と眼鏡が2つに分解してしまった。

今度はネジも抜け、床に落ちてしまったのである。

床に這いつくばるようにして探してみたが、ネジは見つからず、床のゴミだけがやけに目に付いた。

D先生も床に這いつくばりそうだったから、彼女が床のゴミに気がつかない内に、探すのを諦めた。

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午後、近くのスーパー・カルフールの中にある眼鏡屋を訪ねた。

「これ、なおせますか?」
と、店員とおぼしきお嬢さんに、日本語で聞いてみた。

私の眼鏡を手にとって見た彼女は、
「そこの椅子に座ってちょっと待っててください」
と言った。(身振りでわかった)

彼女は店員なのに、部品の箱を持ち出し、いろんなネジやナットがごちゃごちゃと入っている中から、私の眼鏡にちょうど合う部品をピンセットで探し出して、一所懸命に取り付けてくれた。

ごく小さなネジを取り付けて、うっかりすると見えないくらいのナットをはめ、締め付けるのであるから、大変。

「あら、あら」
とか
「また失敗」
とか、ブツブツ言いながらも、20分以上もかかってなんとか成功。

「代金はいくらですか?」
と聞こうとしたら、
「不用、不用(いらない、いらない)」
と手を横に振った。

「謝謝!」
とは言ったものの、それ以上の感謝の気持ちを表せない自分がじれったかった。

コメント

_ 奈良のツータ ― 2006年02月19日 17:40

アラアラ!せめてメガネで「来る男」になりたかったな・・
ところで小生、メガネは機能本意に室内用、外出用、スポーツ用と分けて使ってます。全部遠近両用、特にお奨めは室内用です、新聞、TV、パソコン、会議等には目に優しくて重宝。念のためスポーツ用は壊れてもいいように一番お古を使ってま~す!。

_ あまのじゃくM    ― 2006年02月19日 21:22

最近のbunbunのブログはとても面白い。頭の軟らかさが文章にもにじみ出てて、思わず”くすっ”となる。この調子でお願い!!そろそろ眼鏡も替え時かもね。モテル男かできる男かそんなもの銀座のママに教えてもらわなくても充分いい男だけどさ。

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