話し好きのW嬢 ― 2005年07月02日 14:09
ある日、台湾系代理店の人に連れられて、彼のよく行くカラオケ店に入った。種類を問わず、上海のカラオケ店は見かけは驚くほど豪華で大きい。この店も、店構えや店内は大変豪華である。そしてこの店では、それぞれの客の横に小姐が1人ずつ座り相手をする。
私の横に座った、日本語が出来るというW嬢。彼女の日本語はたどたどしいけれど、とても話し好き。
「私、“イル”好きだよ。」
(???)「犬だろ?」
「うん、“イル”。白い“イル”好きだよ。」
「“イル”じゃないよ。イ“ヌ”。」
W嬢にとって、「ナニヌネノ」が、「ナニルレノ」になったり、「ナニルネロ」になったり、特に「ヌ」をちゃんと言えない。聞く時も区別ができていないようだ。
「今日みたいに暑い日は、外を歩くと、わたし“シル”よ。」
などと言う。思わず笑ってしまう。
安徽省より西の地方にはそんな傾向があるらしい。
22歳のW嬢は毎月700元を重慶にいる両親に送っていると言う。その他に大連の大学にいる弟にも親に代わって毎月600元送っているとも言う。
「大学生に家から送るのは普通400元だよ。私は600元送っているのに、先月は22日になったら、弟は『お金ない』と言った。私怒ったよ。」
「それで、送らなかったのか?」
「送ったよ。弟、好きだよ。」
家族思いのW嬢は頑張っているのだ。
「先週、風邪引いたよ。熱あったよ。でも毎日仕事に来たよ。」
W嬢は、そのことを誇らしげに言う。
上海の反日デモのことも話題にした。
「日本の一番の人(一番偉い人の意)、ダメだよ。靖国神社(ジン・グオ・シェン・シェ)やめないの、悪いよ。」
W嬢は、口をとがらせて言う。
「そうだね。やめた方がいいと思うよ。」
(最近の私の考えをストレートに言った。)
「ホントにそう思うか?」
W嬢は、嬉しそうに目を輝かせた。
この子はどこまで理解して言っているのだろうか?
たしかに、この子達も、休日にはインターネット・カフェなどで、メールを交わしたり、情報を得ているという。
とにかく良く喋る。ダイエットのこと、日本語のこと、友達のこと、四川料理のこと・・・。すぐ忘れるような中身が多いが、私の質問はわずかで、ほとんどは彼女が提供してくれた話題だった。
私の横に座った、日本語が出来るというW嬢。彼女の日本語はたどたどしいけれど、とても話し好き。
「私、“イル”好きだよ。」
(???)「犬だろ?」
「うん、“イル”。白い“イル”好きだよ。」
「“イル”じゃないよ。イ“ヌ”。」
W嬢にとって、「ナニヌネノ」が、「ナニルレノ」になったり、「ナニルネロ」になったり、特に「ヌ」をちゃんと言えない。聞く時も区別ができていないようだ。
「今日みたいに暑い日は、外を歩くと、わたし“シル”よ。」
などと言う。思わず笑ってしまう。
安徽省より西の地方にはそんな傾向があるらしい。
22歳のW嬢は毎月700元を重慶にいる両親に送っていると言う。その他に大連の大学にいる弟にも親に代わって毎月600元送っているとも言う。
「大学生に家から送るのは普通400元だよ。私は600元送っているのに、先月は22日になったら、弟は『お金ない』と言った。私怒ったよ。」
「それで、送らなかったのか?」
「送ったよ。弟、好きだよ。」
家族思いのW嬢は頑張っているのだ。
「先週、風邪引いたよ。熱あったよ。でも毎日仕事に来たよ。」
W嬢は、そのことを誇らしげに言う。
上海の反日デモのことも話題にした。
「日本の一番の人(一番偉い人の意)、ダメだよ。靖国神社(ジン・グオ・シェン・シェ)やめないの、悪いよ。」
W嬢は、口をとがらせて言う。
「そうだね。やめた方がいいと思うよ。」
(最近の私の考えをストレートに言った。)
「ホントにそう思うか?」
W嬢は、嬉しそうに目を輝かせた。
この子はどこまで理解して言っているのだろうか?
たしかに、この子達も、休日にはインターネット・カフェなどで、メールを交わしたり、情報を得ているという。
とにかく良く喋る。ダイエットのこと、日本語のこと、友達のこと、四川料理のこと・・・。すぐ忘れるような中身が多いが、私の質問はわずかで、ほとんどは彼女が提供してくれた話題だった。
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