ピザ大好き2005年08月13日 09:34

7月の初めに、若い中国人スタッフの提案で、当番制で朝食を持ってきてみんなで食べようということになった。

聞いてみると、若いスタッフ達は普段朝食を摂らないで出勤する人が多いらしい。

7月からいよいよ暑くなってきたので、朝食抜きでは元気に仕事ができない。だから、順番に朝食を持ってきてみんなで食べるようにすれば、朝食抜きの習慣も改まるのではないか、と言う発想だという説明であった。
もちろん、幹部も若いスタッフも平等に当番は回ってくるのである。

最初は何が出てくるのかと心配でもあったが、だいたいが小籠包とか餃子のたぐいで、若いお母さんのUさんは、頑張って手作りのサンドイッチを持ってきてくれた。どれも結構美味しく、毎日楽しみになるほどであった。
私はそのために朝食を軽くすることにした。

「ところで、私は何を持ってくればいいのかな?」
ときくと、最初の答えは
「何でも良いですよ。」
だった。

ところがその翌日、
「みんなに聞いたら、ぜひ“ピザ”を持ってきて欲しいと言ってます。」

さて、ピザってどこかで売っていたっけ?
その気になって探してみると、いつも行くカルフールには両サイドにピザの店があるではないか。

私が当番に指定された日、二つの店の一つ、ピザハットの宅配を利用して、3枚の“ピザ”を220元(約2900円)で奮発して持参した。

いつもみんなが持ってくるものは、全部で高くても数十元。
ピザの値段は、日本の同じピザハットと比べても半分以下だけれど、中国人スタッフにとってはとても高い食べ物だと思う。

中国人スタッフ達の喜びようはすごかった。
「美味しくて2切れも食べました。」
などと報告してくれる。
瞬く間になくなってしまった。

スタッフ、工場作業者、運転手などみんなが喜んでくれた。
こんなにみんなピザが好きなら、持ってきて良かったと思う。

コメント

_ 湘南ベア ― 2005年08月14日 10:59

bunbunへ
ブログで初めてお便りします。上海でのご苦労がよくわかる文章で、ある意味楽しく拝見させていただいています。高いピザを朝食にいただいた、現地スタッフの喜ぶ顔が見えるようです。
さて、私事ですが、中国でのプロジェクトは進行中ですが、小職の出番はまだ、先のようです。中国でお会いできるのを楽しみにしていたのですが、しばらくお預けです。
新しい職場はそれなりに大変ですが、メーカーからサプライヤーへの視点の変化は、いろいろな気付きが有り、人生に幅を与えてくれそうです。ここしばらくは、月1ないし2回のペースでタイへの出張が続きそうです。では、また。 

_ bunbun ― 2005年08月15日 17:05

湘南ベアさん、コメントありがとうございます。
タイも良いところと聞いていますが、上海で会える日が来ることを願っています。

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